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2010年8月 6日 (金)

哀しさと寂しさと

知り合いが亡くなったことを知った。

春には手術も成功して元気そうだと聞いていた。

突然の訃報。

知りあったのは5年前だった。

一緒に仕事し、一緒に御飯も食べた。

寡黙な人だった。

共に仕事をする機会がなくなって、

最後に顔を合わせたのは何時だっただろう。。。



あれから何度か連絡してみようと思いながら

月日だけが過ぎてしまっていた。

ダイヤを見極める目は飛び切りだった。

寂しくて哀しい。

胸の奥に悲しみの塊が出来た。

思い出す顔は笑っている。

Photo

人はみんな、いつかは死んでいく。

等しく死は避けられない。

家族、友人、知人・・・

幾人を見送ってきたのだろう。。。



生まれて数日で亡くなった妹。

肺炎の高熱で亡くなって、

まだ体温を感じるまま自宅に帰って来た妹を

父が添い寝してその小さな小さな顔を

愛しげにそっと指先で撫でて泣いていた。

小さかった私は、妹の死を理解できなかった。


ピンクのほっぺは眠っているようにしか見えなかった。


「ほら、まだこんなに体が温かい。」

そう言いながら泣いていた父の顔と

優しい指先と小さな赤ちゃんと

時間が止まったように感じた自分とが

今も一つの情景として記憶が蘇る。


初めての死と向き合った記憶。

悲しみ、哀しみ、寂しさ。

小さかった私には判らなかった。

ただ、そこだけ時間が止まったように感じた感覚だけ。



10才で大好きだった祖父が亡くなった時は、

哀しくて、悲しくて、寂しくて

何時までも何時までも泣き続けた。

でも、泣けるということは、

まだ本当の悲しさも哀しさも

そして孤独も知らなかったからだと

今は知っている。



今日も私は沢山の親切や思いやりを貰った。

嬉しい事も沢山あった。

そして、

同じくらい哀しさも寂しさも感じた。

きっと、これが生きている証なのだと思う。


感謝と哀悼を捧げます。






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